30年続けてきた仕事と、人を育てるということ

今回は、間もなく勤続30年を迎えられるK部長にお話を伺いました。

K部長は、何年に入社されたのですか?

1996年11月入社なので、今年の11月で丸30年になります。
あっという間でしたね。

30年も一つの会社で働き続けられていること、本当に尊敬します。
振り返ってみて、一番楽しかった思い出ってどんなことですか?

うーん、正直に言うと「これが一番!」というより、これまで配属されたどの部署でも、その場所なりに楽しかったという感覚ですね。
人と一緒に仕事をして、みんなで乗り越えるのが好きなんです。

そうなんですね。
では、入社された時のことは覚えていますか?

最初の3日間が特に印象に残っています。
その3日間で「辞めよう」って思いました(笑)

えっ、それはどうしてですか?

初日に何も分からないまま4tトラックに乗せられて、ビルの各フロアに大量のタイルを運び、抱えて上がる仕事内容でした。「これが続いたら無理やな…」って思いました。正直、あまりのきつさに泣きそうになりました。

それでも続けようと思えた理由を教えてください。

不思議ですけど、「とりあえずもう少し頑張ってみるか」と思って、辞めるのを踏みとどまりました。結果的にこの経験があるから今があると思います。

そもそも、どういうきっかけで山十を選ばれたんですか?

当時、求人情報誌を見て応募しました。前職は営業だったんですが、労働環境がかなり厳しくて…。「しばらく営業はいいかな」と思って、職種にはこだわらず、まじめに働ける会社を探していました。5社ほど受けましたが、「一番信頼できそう」と思ったのが山十でした。

最初は配送職、そこから営業職へという流れだったと伺っていますが…

そうです。
前社長から声をかけていただいて営業になり、気づけば23~24年ほどになります。

これまで色々な部署を経験されていますが、K部長にとって一番難しかったのはどこの部署ですか?

間違いなく特販営業部ですね。契約を取らないと数字は「ゼロ」。ルート営業と違って、常にプレッシャーがあります。でもその分、駆け引きや戦略を考える面白さがありました。

どうやって契約を取っていたのですか?

私の場合は、必ず“ストーリー”を作ります。見積りを出す前から、「こう聞かれたら、こう返す」など、何通りも準備します。行き詰まることもありますが、それが次につながります。

では、後輩の指導で大切にしていることを教えてください。

まず、「どうしたい?」って聞くことですね。本人の考えを聞かずに、正解を押しつけても意味がない。本人の考えが良い方向なら「そのままやってみたらいい」、違うと感じたら少し修正します。考えて、動いて、失敗して学ぶ。それが成長だと思っています。

最後に、29年間働き続けてこられた原動力は何だと思いますか?

やっぱり家族ですね。家族がいなかったら、ここまで続けてこられなかったと思います。
一人だったら、自分のためだけに、そこまで頑張れていなかったかもしれません。
子どもを育てていくとなると、将来のことやお金のことも考えるようになりますし、「責任を持って働こう」という気持ちになりますよね。
今は子どもも大きくなって、原動力は孫です。孫においしいものを食べさせてあげたいし、いろんなところに連れて行ってあげたい。そのために、まだまだ頑張ります。

K部長のお話から、最初は誰でも悩みながらスタートし、その経験や配属が人を大きく育てていくこと、そして人の考えを尊重し合える風土があるからこそ、長く安心して働けるのだと感じました。
本日はありがとうございました。

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