10年を振り返る 異なる視点が導いた「組織改革」

【特別版 第8弾】10年を振り返る 異なる視点が導いた「組織改革」

今回の特別企画第八弾は、山十の新たな組織づくりをテーマにお届けします。

2023年に他企業からの出向を経て入社されたM部長。企画課の創設に携わりながら、新たな制度や情報共有の仕組みづくりなどを進めて来られました。

今回は、社長とM部長に、出向者の受け入れや、組織改革への想い、そしてその歩みについてお話を伺いました。ぜひ最後までご覧ください。



まず社長にお尋ねします。
初めて出向者の受け入れを考えられたきっかけを教えてください。

私以外の役員の年齢を考えると、新たな体制づくり、中でも総務や財務など安心して任せられる存在の発掘と育成が必要だと考えました。
しかし、社内で一から育成するには時間もかかりますし、実績や責任感のある人材を探そうと考えた結果、取引のある銀行に相談したのが始まりでした。


なぜ銀行に相談しようと思われたのでしょうか。

一番は信頼ですね。銀行とは日頃から取引がありますし、人材を企業へ送り出す仕組みも整っています。出向の対象となる人がどういう環境で仕事をしてきたのかもある程度わかります。そういう意味では、まったく接点のない会社から採用するよりも安心感があったというわけです。


では、なぜM部長だったのでしょうか。

実は「この人がいい」と選んだわけではないんです。
当時、役員間で話し合い「今後の山十をどんな会社にしたいか」「どんな人材に来てほしいか」を整理してまとめた資料を銀行にお渡ししました。
その内容を踏まえて銀行側に人選していただき、その結果としてM部長とのご縁につながりました。


では、M部長はなぜ山十への入社を決められたのでしょうか?

銀行で長年働いてきましたが、「自分が関わったものが形として残る仕事をしたい」という思いがありました。
金融の仕事もやりがいはありましたが、建物や街づくりのように目に見える形で社会に残る仕事に魅力を感じていたんです。
その想いを銀行にも伝えていて、結果として山十とのご縁につながりました。


入社当時、山十の印象はいかがでしたか?

正直に言うと、情報共有や仕組みづくりの面では改善の余地があると感じました。
部署ごとに仕事が完結することが多く、会社全体で情報を共有する仕組みが十分ではないと思ったからです。
その課題は社長も感じておられたようで、目指す方向性も一致していました。


社長が企画課を立ち上げられた理由も、そのあたりにあるのでしょうか?

そうですね。私自身、前職の経験から仕組みや制度の重要性を感じていました。
ただ、一人で改善を進めるには限界があります。現場の声を集めながら新たな制度作りを進める為には、それらを専門で担う部署が必要だと考え、企画課を立ち上げました。


M部長が入社されたことで、どんな変化があったと思われますか?

私は方向性や目的を示すことは得意ですが、制度設計や運用まで落とし込むのは別の力が必要です。
M部長が加わったことで、私が考えていることを見える形にするなど、組織づくりのスピードは加速したと思います。


M部長から見て、会社はどのように変わったと思われますか?

社員一人ひとりの意識が少しずつ変わってきたと感じています。
以前は「上司に聞いてみます」という回答が多かったのですが、今は「まず自分で考えてみます」という言葉を耳にすることが増えました。また管理職の責任感や主体性も上がってきたと思います。


それは嬉しい変化ですね。

組織が成長するためには、指示を待つだけではなく自分たちで考え行動する文化が必要です。
まだ道半ばですが、その土台は確実にできてきたと感じています。


最後に、社長が考える今後の組織づくりについて教えていただけますでしょうか?

組織には異なる経験や価値観を持った人材が必要だと思います。
私自身も外部から会社に入りましたし、M部長もまた外部からの人材です。
同じメンバーだけでは組織はどうしても硬直化します。だからこそ今後も外部からの
経験や知見を積極的に取り入れながら、山十らしさを基本とした組織づくりを続けていきたいですね。

今回のインタビューを通して、組織の変化は一人の力だけではなく、さまざまな経験や価値観を持つ人材が加わることで生まれることを改めて感じました。

M部長の入社をきっかけに、山十では情報共有や制度づくり、組織文化の醸成が着実に進んでいます。そして、その変化は社員一人ひとりの意識にも少しずつ広がっています。

これからも山十は、多様な視点をだいじにしながら、より良い組織づくりに向かって挑戦し続けていきます。

社長、M部長、貴重なお話をありがとうございました。

次回の特別企画もぜひお楽しみに。

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