
【特別版 第5弾】10年を振り返る「 評価制度」で変わった見える成長とコミュニケーション
今回は特別企画の第五弾として「評価制度がもたらした変化と成長」をテーマにお届けします。
山十では、2020年に新たな評価制度を導入しました。制度の導入を決められた社長と、部下育成に携わるK部長に、制度による変化や人材育成への想い、今後の展望について伺いました。山十が目指す「成長の見える化」と人を育てる組織づくりをぜひご覧ください。



現在の評価制度を導入されたきっかけを教えていただけますでしょうか?
私が入社して間もない頃、若手社員が10名ほど続けて退職した時期がありました。
もちろん退職に至った理由は様々ですが、頑張っている人が十分に評価されていないことや、自分の将来の成長イメージが見えにくいことも原因の一つではないかと感じたんです。
そこで、「何を頑張れば成長できるのか」「どうすれば評価されるのか」を明確にするため、新たな評価制度づくりに取り組みました。
K部長から見て、評価制度が導入されて最も変わったことはなんだと思われますか?
評価基準が明確になったことで、評価される側の納得感が高まったことです。
以前も評価基準自体はありましたが、今ほど細かく項目が整理されていませんでした。
どうしても一定の評価者だけが見える範囲で判断することが多かったと思います。
ですが、制度導入後は、各部門の上司などより近い場所から見た日頃の仕事ぶりや現在地を評価に反映させることができますし、評価項目も具体的なので、以前より納得感のある評価になったと感じています。
K部長自身、評価制度の導入によって、部下との関わり方に変化はありましたか?
大きく変わりましたね。
評価するためには、普段から一人ひとりの仕事ぶりや成長をよく見ておく必要があります。
そのため、以前より意識してコミュニケーションを取るようになりました。
特に無口な人ほど悩みを表に出さないので、「お客様との打ち合わせはどうだった?」「何か困っていることはない?」と声を掛けるようにしています。
評価制度がきっかけで、以前より部下との会話は増えたと思います。
若手社員にとっては、どのようなメリットがあると思いますか?
自分が成長するために何を目指せばよいかが明確になったことだと思います。
以前は結果だけを伝えることが多かったのですが、今は「なぜその評価なのか」「次は何を頑張れば評価が上がるのか」を具体的に説明できます。
そのため、自分の課題や目標が見つけやすくなり、成長につながりやすくなったのではないでしょうか。
管理職として特に意識していることを教えてください。
部下の成長ですね。営業、配送、工務、事務と、それぞれで専門性を高めることです。
それはいずれ間違いなく、組織全体の力になると思うからです。
ですが、全員が昇進やキャリアアップを目指したいと思うわけではなく、今の仕事を充実させることを目標にしている人など、仕事への向き合い方は様々ですよね?
そうですね、なので、まずは本人の考えを聞くようにしています。
同じやり方を全員に当てはめるのは難しいですから、一人ひとりの考えや価値観を理解しながら、その人に合った関わり方を意識しています。
では、評価制度によって会社全体はどのように変わったと思いますか?
前向きに挑戦する人が増えたと思います。
「こうすれば評価が上がる」という基準が見えるようになったことで、自ら成長しようとする意識が高まったように感じます。
実際に役職に就いた社員は、周囲への目配りや情報共有など、自分の仕事だけでなく部署全体を意識した行動を取るようになりました。
役割を任されることで責任感が生まれ、成長につながっていると感じています。
今後、評価制度の充実を通してさらに山十が成長していくために必要なことは何でしょうか。
スペシャリストと後継者を育てることです。
各分野のスペシャリストを育て、さらには次の世代を担う人材も育成していく。
それが会社の継続的な成長につながると思います。
最後に、現在の評価制度を100点満点で表すと何点だと思いますか。
70点ですね。
以前と比べれば大きく前進しましたが、まだ改善の余地はあります。
もっと上司や部長、社長に自分を見てもらいたいという社員もいると思います。
ただ、評価の見える化という点では確実に良くなっていると感じています。
社長はいかがでしょうか?
私も70点くらいだと思っています。
評価制度は、仕事や成長を見える化し、納得感のある評価につなげるための仕組みです。
もともとは会長が中心となって評価を行っていましたが、組織の成長に伴い、一人で全員を正しく評価することが難しくなりました。そこで外部コンサルタントの力を借りながら、現在の評価制度を構築しました。
当時は研修文化もなく、評価者が会長から部門長に変わることへの戸惑いや反発もありました。それでも、「頑張る人が正しく評価される会社にしたい」という思いで制度づくりを進めてきました。
まだ改善の余地はありますが、以前より成長や評価を見える化できるようになったと感じています。今後もより良い制度を目指して改善を続けていきたいですね。
評価制度の導入により、「何を頑張れば成長できるのか」が明確になり、上司と部下のコミュニケーションも大きく変化しました。
今回のお話を通して印象的だったのは、評価制度が単なる査定の仕組みではなく、一人ひとりの成長を支え、人材育成につなげるための仕組みであるということです。
社員の成長が会社の成長につながる。その想いのもと、山十ではこれからもより良く強い組織づくりに取り組んでいきます。
社長、K部長、貴重なお話をありがとうございました。
ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。次回の特別企画もぜひお楽しみに。

