
【特別版 第3弾】10年を振り返る「新卒採用」が生み出す好循環
今回は特別企画の第三弾として、「新卒採用が会社にもたらした変化と未来」をテーマにお届けします。
山十では2023年から本格的に新卒採用を強化し、インターンシップや合同説明会などを通じて新たな仲間づくりに取り組んできました。
単なる人材確保のみならず、新卒採用が会社にもたらすよい影響は計り知れません。
今回は社長と、自らも2年前新卒で入社された企画課Uさんに、新卒採用への想いや職場の変化、そしてこれから目指す組織の姿についてお話を伺いました。ぜひ最後までご覧ください。



新卒採用に本格的に力を入れ始めたきっかけを教えていただけますでしょうか。
新卒採用自体は2012年以降も継続していましたが、2023年を転機として、インターンシップの実施や合同企業説明会への参加など、より積極的で継続性のある採用活動へと発展しました。現在の採用体制は、この取り組みの積み重ねによって築かれています。
新卒採用を強化しようと思われた背景には何があったのでしょうか。
正直なところ、新卒採用を続けるべきかどうか迷っていました。
中途採用にはさまざまな経験や価値観を持った人材が集まるという大きなメリットがあります。
一方で、新卒採用には組織文化を一から共有し、会社とともに成長していくという価値があります。
結果として、「どちらか一方ではなく、両方が必要だ」という答えに辿り着きました。
新卒採用を強化するにあたり、どのようなことを期待されましたか?
一番期待していたのは、「教える文化」が育つことです。
新卒社員が入社すると、先輩たちは自然な流れで教える立場になります。そして翌年になると、今度は先輩になった新卒社員が後輩に教える側になるんです。この循環が組織の財産になると思っています。
教えることで自分自身の理解も深まりますし、人材育成の仕組みが組織に根付いていきます。これは新卒採用だからこそ生まれやすい文化だと感じています。
組織の中で成長のバトンが受け継がれていくイメージですね。
そうですね。
例えば、Aさんがさらに成長するためには、Aさんが担当している仕事を後輩のBさんが
できるようになる必要があります。そうすることでAさんは次のステージに挑戦できます。
教える文化が根付くことで、一人ひとりが次の挑戦へ進める組織になると思っています。
Uさんの入社時と今年入社の皆さんと、違いのようなものはありますか?
今年入社した新卒社員の方々は、私が入社した代とは違うタイプで、社内がより明るくなったと感じています。入社する年代によって雰囲気やカラーが違うのも面白いなと感じています。
私もさらに新しい世代が加わったことで、職場の雰囲気も変化したように感じます。
Uさんはどのような変化があったと思いますか?
入社して間もない頃、新卒社員から「全体的に挨拶の声が少し小さいような気がします」という声を耳にしました。それをきっかけに、社内でも「もっと元気よく挨拶しよう」という空気が生まれ、私自身も改めて声に出すこと、元気な挨拶などを意識するようになりましたし、昼休みの休憩室も以前より賑やかになった気がします。
新卒社員が良い刺激を与えてくれたのですね。
そうですね。
私は部長達と接する機会が多いのですが、皆さん本当に新人の成長を喜んでいます。
「こんなことができるようになりました」「成長していますよ」と報告を受けることも多く、まるで親心のような感覚ですね。
会社にとってもちろん業績も大切ですが、人の成長を喜べることも組織の大切な価値だと思います。
そうしたマネジメントの意識は以前より強くなったと感じています。
新卒採用に対しては説明会でどのような工夫をされていますか。
私は入社2年目なので、学生の皆さんと近い目線で話せることを強みにしています。
会社説明だけではなく、就職活動中に不安だったことや面接で意識していたことなど、自分自身の経験も交えながらお話ししています。
WEB説明会でも「会社のことだけでなく就活の悩みでも何でも聞いてください」と伝えていて、できるだけ寄り添うことを意識しています。
では、Uさんから見た山十の魅力を教えてください。
一番は「人、そして人間関係の良さ」です。
私は学生時代、アルバイトで人間関係に悩んだ経験があって、「人が温かい職場で働きたい」という思いで就職活動をしていました。
山十の面接で社長とお話させていただいたときに、社員を大切にしておられることや、人材育成への考え方を聞かせていただき、ここなら安心して働けると感じました。
その後、他社の面接でも同じ質問をしてみましたが、ここまで社員のことを真剣に考えている会社には出会えませんでした。それが入社を決めた大きな理由です。
先輩社員として、今後どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
特別な能力や知識よりも、素直さや成長意欲を持ち、自分の考えをしっかり持って行動できる人です。知識や技術は入社してから身につけられますが、もともと前向きに学び続ける姿勢を持っている人にはとても魅力を感じます。
学生の皆さんに、社長としてお伝えになりたいことはありますか。
私はよく「勝てる市場を選んでください」と話しています。
就職先を選ぶ際は、会社だけでなく業界の将来性にも目を向けてほしいからです。
就職活動では企業だけでなく業界選びも重要です。
これから20年、30年先を見据えたときに、その業界が社会から必要とされ続けるかを考えることが大切です。
目先のイメージだけで選ぶのではなく、自分の将来を長期的な視点で考えてほしいですね。
最後に、新卒採用も踏まえて、今後どのような組織をつくっていきたいですか。
一言で言えば、「挑戦と成長の好循環が生まれる組織」です。
私は、その人ができると信じているからこそ仕事を任せます。実際にUさんにも新しいプロジェクトをお願いしていますが、期待以上に形にしてくれています。
人は少し背伸びをするような挑戦をした時に成長します。そして成長した人が次の人へ経験を伝えていく。その繰り返しが組織を強くしていくと思っています。
まさに新卒採用から始まる成長の循環ですね。
そうですね。一人ひとりが成長し、その成長が周囲へ広がっていく。そんな組織をこれからも目指していきたいと思っています。
今回のインタビューを通して見えてきたのは、新卒採用が単なる人材確保ではなく、組織の成長を支える大切な取り組みであるということでした。
新しい仲間が加わることで職場に活気が生まれ、先輩社員には教える機会が増え、人材育成の文化が少しずつ根付いています。また、一人ひとりに挑戦の機会を与え、その経験を次の世代へつないでいく仕組みも形になり始めています。
学生に寄り添う採用活動や、人の成長を大切にする考え方からは、山十らしい温かな社風をあらためて感じることができました。
社長、Uさん、貴重なお話をありがとうございました。
次回の特別企画もぜひお楽しみに。

