2026.07.15
~安心して「良いこと」も「改善につながる情報」も共有できる職場を目指して~

今回は、社内でスタートした「Good(グッド)の共有」の取り組みについて、企画課のU主任にお話を伺いました。
この取り組みを始めようと思ったきっかけを教えてください。
もともと社内では、ミスやクレーム・困りごとなどが、発生した部署だけで留まってしまい、会社全体に共有されにくいという課題がありました。
ミスやクレーム・困りごとは、「改善につながる情報源」だと思います。
その情報が社内で共有されなければ、他部署でも同じことが起きる可能性がありますから、非常にもったいないことだと前々から感じていました。
ただ、「改善につながる情報」といきなり呼びかけても、なかなか出てきにくいのではないかと思い、まずは、社員同士お互いの「良い行動や感謝を気軽に伝え合える土台づくり」から始めようと考えました。その第一歩として始まったのが「Goodの共有」です。
このアイデアはどのように生まれたのでしょうか?
社長から「次回のブランド会議のテーマを企画課で考えてほしい」という話がありました。企画課で話し合う中で、以前から感じていた「改善につながる情報が部署内に留まりやすい」という課題をテーマにできないかと考えました。
その結果、「安心して発信できる土台づくりが大切ではないか」という結論に至りました。そこで、良い行動や感謝を共有する「Goodの共有」を提案し、社長からも賛同いただきスタートしました。
いつ頃から始まった取り組みですか?
今年の6月初旬頃から試験的に運用を開始し、現在で約1か月になります。
QRコードを活用するアイデアはどのように生まれたのでしょうか?
スマートフォンでその場ですぐに投稿できる仕組みとして、社長からQRコード活用の提案があり、「思いついたときにすぐ投稿できる環境を作りの第一歩」として早速開始しました。
1か月運用してみて、どのような反応がありましたか?
アンケートを実施したところ、およそ6割の方からポジティブな意見をいただきました。特に、『今まで気づかなかった人の良い行動を知ることができた』『本社と中津営業所など普段接点の少ない社員の活躍が見えるようになった』『周囲の良いところを意識して見るようになった』といった声がありました。
一方で、『Goodを探すことを負担に感じる』『何を投稿すれば良いか分からない』という意見もありました。日頃の何気ない親切や当たり前に行っている行動は、「投稿するほどではない」と感じてしまう方もいるようです。
今後は、「些細なことでも十分Goodになる」ということをもっと発信し、投稿のハードルを下げていきたいと考えています。
特に印象に残っているGood投稿はありますか?
特に印象的だったのは、中津営業所でのエピソードです。
お客様から網戸修理の依頼があった時のこと。修理を依頼するメーカーへ網戸を送らなければなりません。そこでお客様からの依頼を受けた事務は施工部門に梱包作業を依頼しました。営業所の社員数名が確認したところ「メーカーに送らなくても自分達の手で修理ができる」と判断しその場で修理を完了させたそうです。
結果として、「メーカーへ送る費用と時間が削減でき、修理期間も短縮できた」「依頼されたお客様にも大変喜んでいただけた」ということ。
「事務から施工部門の社員へ依頼した“梱包作業”が、“その場で修理完了”となったことは、一歩先まで考えた行動の結果であり、まさに『レベル11』のエピソードだったと思います」というコメントが寄せられました。こうした素晴らしい行動も、共有されなければ埋もれてしまいます。
Goodの共有は、その価値ある行動を会社全体へ届ける役割も果たしています。
そんなことがあったのですね。お聞きするまで知りませんでした。
さらに広めていくために考えていることはありますか?
現在感じている課題の一つが「投稿のハードル」です。
「同じような内容を投稿してもいいのだろうか」「特別なエピソードでなければいけないのではないか」と考え、投稿をためらう人もいます。
しかし、同じようなGoodでも何度投稿しても問題ありません。同じ行動でも、助けられる人や場面が違えば、それは十分価値のあるGoodだからです。
今後は、「資料作成を手伝ってくれた」「明るく挨拶してくれた」「困っている時に声をかけてくれた」など、身近なGoodの例を積極的に発信し、投稿しやすい雰囲気づくりを進めていく予定です。
また、QRコードだけでなく、パソコンやTeamsからも手軽に投稿できる仕組みを整え、より参加しやすい環境づくりにも取り組んでいます。
この取り組みを通じて、どのような職場を目指していますか?
最終的な目標は、Goodの共有そのものではなく、良いことも、困りごとや改善につながる気づきも、安心して共有できる職場づくりです。今はGoodの共有を通じて、お互いを認め合い、発信しやすい文化を育てている段階です。ミス・クレーム・困りごとなども、誰かを責めるためではなく、会社全体で改善につなげるための情報として共有できる環境が当たり前になることを目指しています。
Goodの共有は、そのための大切な第一歩です。
今回のお話を通して、Goodの共有は感謝や称賛を伝えるだけでなく、将来的に課題や改善点も安心して共有できる職場づくりへの第一歩なのだということがよくわかりました。
日々の小さな気づきや感謝の積み重ねが、より働きやすく風通しのよい職場づくりにつながっていくのかもしれません。本日はありがとうございました。
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