聞くことが、できる仕事を増やす近道
なんでも聞いてねとOPENな職場。
些細なことでも聞いて、反復して自分の中に定着させる。
転職した初日から「なんでも聞いてね」ってOPENな職場だったのを覚えています。はじめは障子って紙でできているって勝手に想像していましたが、それはふすまと言い、実はまったく別のもの。
この業界でいう障子とは、ガラスがはまっている建具のことを指すのです。このように、最初は分からないことだらけで、知らないことを聞きそびれることもありました。
今ではすかさず「それ何ですか」って聞いて、こういうことですかと反復して進めることで、自分の言葉で説明できるようになる。
これができる仕事を増やしていく近道だと感じます。
5か月で慣れるって寡黙な私には早い方だと思います。
初めての北九州。異業種からの転職。
山十は懐が深い会社だと思います。
昨年大分県日田市から転居&転職した私には、北九州&山十は5か月目。少しだけ慣れてきた職場という感じです。
以前、物流用のパレット工場に勤めていた私には、住宅関連企業の山十への転職は異業種へのチャレンジでした。もともと寡黙な私にとって、5か月で慣れて、まわりが見えるようになってきているのは、とても早い方だと思います。
私たちが工場で組み立てた建具を、職人さんにちゃんと取り付けてもらって、実際のお家につけるとこを見られるのは、前職と違ったいいところです。
取り付けられてきれいに仕上がったところを見ると、間違いのない丁寧な仕事をしないといけないという、言葉にならない責任みたいなものが湧いてきます。
私は今、工場内の仕事と現場での仕事を同時に教わっています。金属やガラス製品を最終加工して現場に持っていく仕事ですが、部材を壊したりガラスを割ったりしないことが一番大事だと毎日教わっています。
それはコストのためではなく仕事する我々がケガしない様にするために。
ケガするようでは仕事とは言えない、人の命を大切にする職場だなって強く実感します。
建築の現場はピリッとした雰囲気。
その厳しさは、実はすべて安全のため。
住宅建築の現場は職人さんもたくさんいて、ピリッとした雰囲気。
ここにはやく飛び込んで、できる仕事を広げていきたい。
現場に出ると職人さんたちがいて、言葉も荒かったりして、ちょっとおっかなく感じて肩がすくんだこともありましたが、今は慣れてきました。
今となってはそれもすべて安全のためだったんだなと気づきます。
現場に行きだした初めのころは360度視野が持てていなかったと思います。
あたると死んでしまうほどの重量物が立体交差する建築の現場では、些細なミスや不注意が自分や他のスタッフの命にかかわるため、それが見えていない・分かっていない初めのころは、扱いがひどかったのだと思います。ちょっとずつそれも優しさなんだと分かってくると距離を縮めたくなって、最近は職人さん達の会話に自ら飛び込んでいこうとしています。
会社は今変革期にあると思います。
専務を中心とした『社会と社員一人一人の幸せを追求するビジョン』には、安心して働き、ともに成長しあえる関係を構築し続けることが含まれています。
私もはやく仕事に慣れて、工事グループでできる仕事を増やし、会社とともに成長していきたいと考えています。
伝統ある古い会社の変革
卸の会社の価値は現場を上手く回す力。
自分の会社の存在が、より円滑に現場を動かす。そこで勝負。
中途採用でこの会社に入社したのですが、転職初日から思ったことは、本当に人に恵まれた職場だと感じました。
みんな面倒見がいいし、仲間へも取引先へも、人を敬う気持ちにあふれている。
たとえトラブルや失敗があっても感情的にならずに迅速に解決し、円滑な人間関係を維持する・発展させることに会社は注力してくれました。
それは山十として変わらない・変えないポイント。
逆にどんどん変えていくようにチャレンジしていることは、生産性を上げるために自分で考え、改善し、行動することです。より多くの仕事を円滑にこなせるようにしたりする能率を上げる方面は、試行錯誤しながらどんどん変えています。
伝統ある会社を変えていくところに、私自身のチャレンジを重ねて取り組んでいます。
変化に対応できる「動き」
仕事も会社も、対応力の差は、動き・動かし方の差。
自分の動きが現場を動かす力となる。
メーカーや職人の間に立つ仕事で、社歴が長くなり職位が上がるとプレッシャーを感じることももちろんあるのですが、会社として責任を全うするところに一切ブレがないので、安心して働いていられます。
専務を中心とした社内のプロジェクトも、伝統的な会社の中に新風を吹き込んでいくとてもいいチャレンジだと思います。
私は趣味でバレーボールチームに入っていますが、バレーも仕事も会社も、足腰をいつでも動かせるようにしておかないと対応できないところが似ています。
自社が対応できないだけで、どこかの会社の得点を許してしまう。
顔を見合わせてボールが床に落ちてしまわないようにするために、社内のメンバーとチームの連携が、これからますます重要になってくると考えます。
また、この会社に入社し、趣味の時間、家族と過ごす時間が増えました。
仕事もプライベートも充実させることができ、とても感謝しています。
現場ももちろん大好きだけど、マネジメントに関心があります。
会社も業界もこれからまさに大変革期。
より多くの変革を起こすマネジメントに興味津々。
取引先のゼネコンやサブコンとも、施工する職人とも、話していて常に感じるのは人手不足。
自分の会社だけが良ければいいという話は一つもなくて、どうしたらこの深刻な人手不足を補い、もちつもたれつ、いい関係を維持・発展していけるのかを日に日に意識するようになってきています。
会社も業界も今変革期にあると思います。
自分はより多くの変革を起こし、支えていくことを仕事にできるマネジメントに興味と関心があります。
でも自分がマネジメントに注力していくには、若い人に入社してもらい、現場を任せられるようにならないといけません。
これまで自分が丁寧に時間をかけて育ててもらったように、今度は私が教えて継承していく時を迎えているんだなって思います。
※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。所属、部門名、仕事内容等変更となっている場合がございます。ご了承ください。