山十 二代目社長、三代目社長、現社長 3人の社長の下で勤続38年
今回は、3人の社長の下、長きに渡り会社を支えておられる“参与”にお話を伺いました。
参与は今年 入社38年目を迎えられ、その間 二代目から三代目 そして現社長へと、二度の代表者交代を間近に見てこられたわけですが、それぞれの社長像を聞かせていただけますか?
そうですね。二代目社長はとても厳格な方でした。その反面、社員はじめまわりに対しては細やかな気遣いをされて優しい方でした。次に、三代目社長は堅実派で、二代目社長から受け継がれた基盤を更に強固な物へと築き上げ、社内外問わず 大変熱い信頼を得ておられました。四代目に当たる現社長は、行動派。常に前進思考、物怖じしない、コミュニケーション能力に長け、我々社員にとってもとても話しやすい方です。
ありがとうございます。私は二代目社長とお会いした事がなかったので、お話を伺って、受け継がれてきた歴史を感じることができました。
ところで、38年の間で最も印象に残っている事はどのようなことでしょうか?
やはり、山十に私を雇い入れて下さった二代目社長とのお別れですね。二代目社長は社長職を引退されてからもいつも気にかけて、よく声を掛けて下さいました。とても近くに感じていましたから、お別れの時はとても悲しく、寂しかったです。
思い入れがある方とのお別れは寂しいですね。参与が二代目社長を慕っておられたことが伝わってきます。
そのような山十での日々の中、仕事における一番の成果はどのようなことでしょうか。
福岡の某ショールームの現場で重量1トン級のガラスを100枚近く施工した事です。
ゼネコンとの打ち合わせ、施工方法などの検討、発注資料の作成と非常に忙しく大変でしたが、完成時の達成感は何にも代え難いものがありました。
1トンはすごいですね!重量も枚数も、直接携わったことのない私にも、その作業の大変さが伝わってきます。多くの経験を積まれながら、今日まで長く仕事を続けられた秘訣を教えて下さい。
まずは、長年働かせて頂いている事への感謝の気持ちを忘れない事です。現社長・現会長を始めとし、社員の皆さんへ感謝しかないです。そしてクヨクヨしない事。コツと言われればそういうことだったかもしれません。仕事でミスしても成長の糧と考え常にポジティブに取り組む事です。それと…最終的には、妻の“内助の功”あっての事だと思います。
とても素敵なお話を聞かせていただき、嬉しくなりました。私も感謝の気持ちを忘れずに仕事と向き合っていきたいと思います。
最後に…入社から38年経った今、現社員の皆さんへ伝えたい事はありますか?
私自身そうでしたが、人生楽しい事だけではありません。むしろ辛い事の方が多いかも知れません。しかし、それを乗り越えた時には、自分の成長を自覚でき、そしてそれが次のステップへ向かう一歩になると思います。これから色々な事が起こると思いますが、常にプラス思考で、「せっかく仕事をするなら、楽しく!明るく!」をモットーに取り組んでもらいたいと思います。
おっしゃる通りですね。失敗してもどんどんチャレンジしたいと思います。38年間の歴史をもっと詳しくお聞きしたいので、続きはまた次回お願いします。今日はありがとうございました。