職人のプライド!サッシ取り付けに失敗は許されない!!
今回は、職人歴14年のM主任にお話を伺いました。
M主任は転職で山十に入社されましたが、以前からサッシの取り付けのお仕事をされていたのですか?
そうですね。
ですが、サッシの取り付け仕事をする前はプログラマーをしていました。
そうなんですね。
全く異なる職種ですが、どうして業種を変更されたのですか?
父が職人なのでその影響ですかね。
転職を考えていた時に、父の仕事を少し手伝ってみようという軽い気持ちから始まりました。
軽い気持ちが夢中になれる仕事になったんですね。
現在職人歴はどれくらいですか?
14年ぐらいですかね。
そうなんですね。
ふとしたきっかけから、そんなに永く続いているとは!!
では、仕事をする上でM主任が大切にされていることを教えてください。
ミスをしないことです。
M主任の言われる“ミス”とはどのようなミスですか?
当然のことのようですが、サッシは垂直に立てなければなりません。数ミリでも傾いたらダメなんです。ミリ単位の仕事なので正確性が求められます。
もし、数ミリでも傾いて取り付けてしまったらどうなるんですか?
窓の開け閉めが固くなったりすることがあります。しかもそのようなミスが、内装が仕上がった状況で見つかったとしたら、大工さんにその部分を壊してもらい、一からやり直すことになるなど、一つのミスが、関係業者の方々に迷惑をかけることになるんです。だからミスはしません。
そうだったんですね。プロの目で見て、ほんの少しの歪みでもわかるんですか?
自分はまだそこまでのレベルに達していませんが、先輩は5㎜ほどの傾きでも目視で分かります。
それはすごいですね。私みたいな素人では見ただけでは気付かないレベルだと思いますがさすがプロですね。先程ミスはしないとおっしゃいましたが、万一の場合 サッシ取り付け後の修正は可能なんですか?
業者さんに引き渡す前だったら修正は可能なので、歪んでいたりしたら修正します。
引き渡しまで確認を怠らないということですね。
そうですね。
ところでサッシはどれくらいの数を一日で取り付けるのですか?
私が担当しているのは、主にビル・マンションのサッシの取り付けなので、50か所を数名がかりで2日くらいのペースで終わらせるような感じです。
50か所ですか?すごい数ですね。ミスをせず熟すことの大変さを思うと、頭が下がります。
そんなM主任の今後の目標を教えてください。
目標は後輩育成に力を入れることです。自分自身が経験してきた失敗や反省点を共有し、最新の技術ややり方を後輩と向き合って伝えていきたいと思います。
M主任の後輩が、以前仕事が楽しいと言われていたことを思い出しました。チームワークで取り組む仕事だと思いますから、これからも皆さん力合わせて頑張ってください。
今日はお話が聞けて勉強になりました。ありがとうございました。
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